なまけもの通信

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ポジティブ馬鹿な”なまけもの”がある日突然難病に。闘病というよりかは共病というスタイル。

重症筋無力症ってどんな病気? ~概要編~

こんにちは、なまけものです。

今回は私が発症した重症筋無力症(MG)という病気についてお話していきたいと思います。

この記事を開いてくださった方の中には、自身がMG又はご家族がMGという方もいらっしゃれば、MGとは無縁の方もいらっしゃると思います。

私も数ヶ月前まではMGとは無縁でした

そんな私としては1人でも多くの方にこの病気のことを知っていただければと思っています。

珍しく真面目な内容ですが、お付き合いいただけると嬉しいです(゜-゜)

  

重症筋無力症(MG)って?

 重症筋無力症(Myasthenia Gravis;MG)は自己免疫疾患の1つであり、国が指定する指定難病です。末梢神経と筋肉の接合部である神経筋接合部において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊されることによって脳からの指令が筋肉に伝わりにくくなることが原因とされています。

 この原因となる自己抗体の種類によって、アセチルコリン受容体(AChR)抗体陽性MG筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)抗体陽性MG、そして、前記の抗体が検出されないdoubleseronegativeMGに分類されます。本邦では、MG全体の80~85%が抗AChR抗体陽性5~10%が抗MuSK抗体陽性となっています。また近年では、低密度リポ蛋白質受容体関連蛋白質4(Lrp4)に対する自己抗体が報告され、AChR/MuSK 抗体に次ぐ第3番目の病原性自己抗体として注目されています。

 なぜこのような自己抗体が患者体内で作られているのかは、残念ながら未だに解明されていません。一方、アセチルコリン受容体抗体を持つ患者さんにしばしば胸腺の異常(胸腺過形成、胸腺腫)が合併することから、何らかの胸腺の関与が疑われています。このような胸腺過形成や胸腺腫がある場合には、胸腺(腫)摘除が考慮されます。

 ちなみに、なまけものは抗体が検出されないdoubleseronegativeMGです(゜-゜)珍しい。doubleseronegativeMGの場合は、数値として現れないほど抗体の値が低いもしくは未だ明らかになっていない抗体の関与が考えられています。今後の研究で明らかになっていない事柄が解明されることを心から願っています

  

どれ位の人がこの病気なの?

 推定患者数は約2万人。すごくいそうな感じがするけれど、推定有病率でみると人口10万人あたり11.8人(2006年)なので、やっぱり珍しい病気のようです。

  

どんな人がなりやすいの?

 こんな人がなりやすいよ!という明確なものはありません。しかし、年齢や性別でみると20〜50歳代の女性に多く、近年では男女ともに50歳以上で発症する患者さんが増加しています。

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 この20歳代の女性のお山になまけものはどんぴしゃにはまっております。発症しやすいお年頃だったんですねえ(゜-゜)

  

全てを一気にお話すると長くなってしまうので、今回はここまでにしたいと思います。

症状や検査、治療等についてはまた別の記事でお話していきます

この記事を書くにあたり、重症筋無力症情報サイト MGスクエアさんを参考にさせていただきました。

画像もMGスクエアさんからお借りさせていただきました。

もっと詳しくMGについて知りたい!と思ってくださった方はぜひ覗いてみてください。

www.jbpo.or.jp

  

最後になりましたが、これからもMGや難病についての情報発信を行っていければと思っています。

まだまだMGになったばかりのなまけもの。正直これからが不安です。

それでも上手くこの病気と付き合っていきたいと思っています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

また別の記事でもお会い出来たら嬉しいです。

  

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